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会社概要 COMPANY PROFILE
沿革 HISTORY








1949年(昭和24年)~今も変わらぬ想いをつなぐ
さくら印刷のスタート
さくら印刷の歩みは、1949年、千葉の地で謄写印刷(ガリ版)による印刷業としてスタートしました。
当時の印刷といえば、鉄筆でろう原紙に文字を刻み、インクを手作業で刷る謄写印刷。
学校の配布物や地域のお知らせ、帳票類など、日々の暮らしを支える印刷物を一枚一枚、心を込めて作っていました。
その名に込めたのは、地域に根ざし、人の心に残る仕事をしたいという思い。
「人のために。社会のために。」――創業当時から変わらないこの姿勢が、さくら印刷の原点です。
時代とともに技術は進化しましたが、私たちのものづくりの精神は、今も変わらずここにあります。
1955年(昭和30年)〜「活字」と夢が動き出した、発展の時代
技術と信頼を重ねた、歩みのかたち
1955年、さくら印刷は活版印刷機を導入。
カチカチと鳴る活字の音とともに、手作業から本格的な技術の時代へと踏み出しました。
より正確に、より美しく。印刷の精度とともに、お客様の信頼も少しずつ積み重なっていきます。
その広がりの中で、1961年には千葉支店を開設。
地域密着の対応力が強みとなり、「さくら印刷に任せれば安心」と言っていただける存在へ。
1970年には株式会社化を果たし、体制も意識も次のステージへ。
仲間とともに、一歩ずつ挑戦を重ねていきました。
そして1974年、本社工場を早野に移転。
設備が整い、大きな案件にも応えられる生産体制が実現しました。
けれど変わらないのは、「人のために。社会のために。」という創業の想い。
技術と信頼、そして心を大切にする姿勢は、今も変わらず受け継がれています。
1984年〜地域とともに、技術とともに
地域に根ざし、時代と歩む進化のとき
1984年、私たちは地域とのつながりを深める一歩として、フリーペーパー『かわら版』を発行。
地元の暮らしや声を伝えるその紙面には、「印刷は人と人をつなぐ仕事だ」という実感が息づいていました。
1987年、電子組版編集機の導入により編集工程が効率化され、スピードと正確さが飛躍的に向上。
翌1988年、本社工場を下永吉へ移し、複数のオフセット印刷機を導入したことで、私たちは活版から本格的にオフセットの時代へと移行します。
オフセット印刷は、印刷プレートを介してインクを紙に転写することで、細部まで鮮明な表現が可能に。
大量印刷にも強く、商業印刷のニーズに応える大きな力となりました。
同時期には、電算写植機やワープロ、フィルム出力機など最新機器を導入し、製版工程も進化。
手作業の温かさを大切にしながら、技術の波にのって次の時代へ踏み出していったのです。
1980年代、それは地域とともに進化し、未来を見据えた挑戦が始まった熱い時代でした。
2001年(平成13年)~彩りと精度の、その先へ
ワンストップ体制の確立
2001年、さくら印刷はフルカラー印刷の新時代へと一歩を踏み出します。
導入されたのは、精緻な色再現と高速処理を誇る4色両面印刷機「KOMORI LITHRONE 26P」。
これにより、社内でのフルカラー印刷が可能となり、表現の幅は一気に広がりました。
同時期には、製版の現場にも大きな変革が訪れます。
Macintoshの導入により、デジタル編集が一般化。さらに、アルミ製版を可能にするCTP(Computer to Plate)が設置され、版下の世界は手作業から一気にデジタルへと舵を切りました。
この頃、さくら印刷のオフセット印刷技術はひとつの完成期を迎えます。
しかし進化は止まりません。
大量印刷が日常となる中で、後加工――製本の重要性が高まり、丁合・中綴じ機「HORIZON FC200A」が導入されます。
刷るだけではなく、「仕上げ」まで社内で完結できる体制が整い、ものづくりの質がさらに高まりました。
印刷という仕事の奥深さを、さくら印刷はこの時代に改めて噛み締めていたのかもしれません。
2005年(平成17年)~変わりゆく時代と、変わらぬ使命
デジタル化の波と、新たな挑戦
2005年、印刷の現場に革新が訪れます。
KONICA Minolta bizhub PRO 1050 を皮切りに、POD(プリント・オン・デマンド)機が主力として稼働を始めました。
少部数・短納期に応えるこの新しい仕組みは、印刷のあり方を根底から変えるものでした。
一方で、デジタルメディアの台頭により、印刷物の需要は少しずつ変化していきます。
さくら印刷は、その流れに逆らうことなく、地域とのつながりを軸に新たな業態へと舵を切ります。
地域情報を届けるフリーペーパー『かわらばん』、好評をいただいたムック本『ちばごはん』や『ちば日帰り入浴本』など、暮らしに寄り添う冊子の発行は、多くの読者に支持されました。
そして2017年、新たな使命が生まれます。
高校生に向けた就職応援本『COURSE』がスタート。
地域の未来を担う若者たちに、地元企業の魅力を伝えるこの冊子は、今もなお継続され、多くの高校生たちに希望の道しるべを届けています。
印刷という手段を超え、地域と人をつなぐ役割へ。
変わりゆく時代の中で、さくら印刷の使命は、より深く、広がりを見せています。
2019年(令和元年)~つながりをデザインする
印刷から、もっと広い世界へ
さくら印刷は、いま再び動き出しています。
「伝える」から「つながる」へ。
紙にとどまらず、Web、映像、場所、そして人の想い――すべてを結び、未来を描くフェーズに入っています。
2019年には「デジタルハリウッドスタジオ千葉」を皮切りに松山・鹿島・柏へと展開。
クリエイティブ人材の育成に挑戦し、地域と未来に新しい風を吹き込みました。
現在は運営を離れましたが、この挑戦は今もさくら印刷の血の中に息づいています。
デジタル制作事業部は2018年に本格稼働。
Webサイトや動画コンテンツの制作など、メディアを横断した表現で、お客様の「伝えたい」を多角的にサポート。
名刺からブランディングまで、一貫して「想いをカタチに」しています。
そして2024年、新たな試みとして「SAKURAGI」を開設。
カフェやコワーキング、イベントスペースが一体となった複合施設は、地域と人が出会うハブとして生まれました。
ここでは、日々あたらしい「つながり」が芽吹いています。
印刷会社という枠を超えて、これからの私たちは、
情報と人、人と人をつなぐ存在として、社会の中で役割を広げていきます。
さくら印刷は、つながりをデザインする会社へ。
その先にあるまだ見ぬ風景を、あなたとともに描いていきます。
クレド CREDO