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印刷業界のこれまでとこれから

BUSINESSCONTENT

印刷産業 出荷額・事業所数・従業員数推移
印刷業界のグラフ

1960年代からどんどん成⻑し、絶頂期(私が⽣まれたころ)には出荷量が9兆円くらいありました。
そこでバブルが崩壊し、そこからインターネットやスマートホンなどが普及し
印刷の市場はどんどん減ってきています。

2017年の時点で5兆2千億くらいまでおちこんできています。
⾚い線が事業所数でこちらも年々減っております。
時代の変化についていけず、ネット印刷などに仕事を奪われ
今までのように印刷だけをしてきたという会社はどんどん淘汰されていっております。

この間にIT化だったりで合理化を進めて頑張っていった会社が
利益が出る体質になり生き残っているという流れになっています。
事業所数はこのように減っていってしまっているんですが
1社あたりの利益に関してはそんなに減っているわけではないようです。

事業所数はこのように減っていってしまっておりますが
1社あたりの利益に関してはそんなに減っているわけではないようです。

今⽣き残っている印刷会社は選ばれしものだと思います。
印刷工程の前段階のマーケティングに力を入れている企業やWeb制作や動画制作などもはや印刷会社ではなくなっているところもありますし、
しっかりと選択と集中をし最強の下請けとして頑張っているところもあるでしょう。

この先市場がガクッと減るということは考えにくいかと思いますがそれは不透明な部分があります。
いずれにせよ今までのやり⽅のままではだめですから

常に変化していかなければなりません。

では、どう変わっていく必要があるのか?

もともと印刷業界は⼤きく分けると製造業ですが、
いまや製造業の枠組みを⼤きく超えたビジネスを展開するようになっています。
多くの印刷会社は顧客の課題解決のため、
印刷の前後⼯程についてもサービスを提供するようになりました。

ブランディングやマーケティング、デザイン制作などから、
物流業務やデータベースの構築、効果測定までも⾏うなど、
「サービス業」として顧客の企業活動を広範囲に⽀える役割を果たし始めています。

我々も印刷会社という枠にとらわれずお客様や地域が抱える課題を解決する存在になれるよう⽇々勉強をしている最中です。

さくら印刷の展望

弊社は印刷会社ですがただの印刷会社ではありません。
さくら印刷の創業の精神として

「願い 納めて 喜ばれる会社」

というずっと⼤事にしている理念があります。

⽇本において今後⼈⼝が現象していくことが確定しており、
環境の変化も激しいこの時代に⼀本の事業に頼り切っていたらきつくなってしまうことはわかりきっています。

ただ、やみくもに多⾓化をするつもりはありません。
⾃社のコアの考え方や事業をベースに多様性あふれる仲間たちと新たな価値を創造し事業を展開していきます。

まったく新しいビジネスを作るというよりはコアの事業のリソースを使いつつ、隣接偉業で親和性の⾼い事業展開をし、⾃社、お客様、社会の三⽅にとってより良い事業を継続してまいります。

個々で売上を獲得していくというイメージだと1+1=2になるイメージになりますが、弊社は、そうではなく3にも4にもしていける事業展開をさくら印刷では⼼がけております。

まだまだ、印刷事業がメインではありますが、そこからどんどん派⽣させて収益というのを複線化していきます。

そうすることで今の時代こっちがきついからこっちを伸ばそう⾒たいなことができるようになると考えます。

または、こっちで関わっていた⼈脈がこっちのビジネスでも関われるなどたくさんの広がりがでてきます。

以前、弊社も印刷物が減ってどうすれば印刷物が増えるかという事業ベースでの話しかできなくなっていた時がありました。

そうではなくて原点に立ち返ることで、そもそも私たちがやってきたのはただ紙にインクを乗せる仕事ではない。

我々は「お客様の願いをカタチにすること」が仕事です。

70年印刷業をしてきておりますので地域において情報・⽂化のハブとして、頼りしていただいていることも多いので、地域固有の⽂化、⾵俗、習慣などを熟知している利点を活かし、多種多様なメディアや付帯サービスを組み合わせて、地域の活性化や成⻑を、地域ぐるみで実現するための「まとめ役」的な存在を担ってまいります。

地域とともに成⻑を⽬指す我々は、地⽅創⽣の最有⼒プレイヤーになると考えています。

今後、印刷市場が縮⼩していく時代の変化に対応すべく、その時代に合った旬の商材をたくさんの⽅に提供できるよう体制を構築しています。

これからも印刷物やWebサイト、リアルイベントをクロスさせながら新たな商品を作り、既存資源を活かしつつもお客様のご要望にお応えできる、常に変化に対応する柔軟な組織にしていく所存です。