デジタルハリウッドSTUDIO千葉を立ち上げるに至った経緯とさくら印刷の考え方について

みなさん!

こんにちはさくら印刷のタカマサでございます。

 

先日は弊社で7月より開校するWEBクリエイター養成スクールであるデジタルハリウッドSTUDIO千葉へ社員全員が集合し内覧会及び事業説明とさくら印刷の新規事業を始める軸だったり考え方についてお話ししました。

その後はみんなでワイワイやりました。

 

本日は新規事業デジタルハリウッドSTUDIO千葉とさくら印刷の考え方について書いてみます。

 

印刷業界は今どうなってるの?

 

簡単に印刷業界の流れについて説明します。

こちら印刷業界の市場グラフになっております。↓

 

1960年代からどんどん成長して来まして、絶頂期(私が生まれたころ)には出荷量が9兆円くらいありました。そこでバブルが崩壊してどんどん減ってきています。

 

2013年の時点で5兆5千億くらいまでおちこんできていると。

 

わーヤバイ!半分くらいになってる。

この市場規模何の業界と同じくらいかといいますと

 

風俗業界と同じなんですね。

 

だから何だって話なんですが。(笑)

 

赤が事業所数でこちらも年々減っております。時代の変化についていけずネット印刷などに仕事を奪われ今までのように印刷だけをしてきたという会社はどんどん淘汰されていったといううことですね。

 

しかしながらこの緑の線が1事業所当たりの出荷額で青い線が一人当たりの出荷額です。

 

市場規模が落ちている割にはこちらはそんなに落ち込んでないというのがわかります。

 

結局この間にいろいろIT化だったりで合理化を進めて頑張っていった会社が利益が出る体質に変わっていったという流れになっています。

 

事業所数はこのように減っていってしまっているんですが1社あたりの利益に関してはそんなに減ってないわけです。

今生き残っている印刷会社は中々選ばれしものだと思います。もはや印刷会社ではなくなっているところもありますし、しっかりと選択と集中をし最強の下請けとして頑張っているところもあるでしょう。

この先市場がガクッと減るということは考えにくいかと思いますがそれは不透明な部分があります。

いずれにせよ今までのやり方のままではだめですから常に変化していかなければならないと思われます。

 

印刷会社が生き残るには

 

これは全業界に通じますが印刷会社が生き残るにはどうしたらいいか。

下の図を見てください↓

オレンジ色の部分が過去の市場ですねそれがどんどん小さくなっていって変化に対応できず取り残された会社が倒産したり廃業したりしていますと。

 

それから緑色の部分が現在の市場でこちらも現在進行形で縮小していっています。

 

 

どうやって生き残っていくか。

 

市場規模は今後も少しずつ小さくなっていくことが考えられるので当然この中で生き残っていくためには差別化をしていく必要があります。

付加価値をつけていかなければならないということです。

自社の今までのリソースをもとに何か新しいことをやっていくというのも手です。

こちらはリスクは少ないけれど競争率は大きくなります。

現在弊社も就職応援本コースや日帰り入浴本、ウェブサイト制作などがこれにあたるでしょう。こちらはこちらで手堅く上手くいっています。

 

もう一方としては今までの会社の事業とは全く違うがシナジーがありそうな新しい何かを作り出していくということです。

こちらがいわばこれから説明するデジタルハリウッドスタジオ千葉になりますね。

印刷会社たくさんのお客様と関わりがありますのでいろんな形でお役に立てるとは私は思っています。

 

新規事業立ち上げる考え方→タニタの例

 

ここで話が変わるのですが、

弊社が何かやみくもに事業を展開しているのではないかと思われている人がいるかもしれないので考え方を説明します。

 

今後もこれから説明する考えで事業を拡大しようと思っています。

 

まず一番肝心なのはやりたいかどうか?

これは単純ですが一番大事だと思います。お金がもうかるという考え方では短期的に見ればいいですが長期的には続きません。

 

ひとつお手本になる会社をもとに説明いたします。

皆さんタニタ知ってます?

多分、一度は踏んづけたことがあると思います。

 

そう。

 

体脂肪計・体重計のメーカーというイメージを皆さん、お持ちだと思います。

タニタは、人の体のはかれるというようなものについては、 ほとんど機器化している企業です。

タニタでは企業理念に「健康をはかる」というのを掲げていました。

もともと商店という形で創業して、オーブントースターであるとかライターなどを作っていました。

1959年当時、アメリカでは家庭用の体重計というものが一般的になっていて、当時まだ、日本においては家庭で体重を量るという習慣は薄く、銭湯で体重を量るというような時代でした。

 

アメリカにおいて、家庭用の体重計がこれだけ浸透するのであれば、日本でもこういったものは普及するだろうというふうに考えて、「ヘルスメーター」という名称で家庭用の体重計を製造販売し、これ以降、タニタは「健康をはかる」専業メーカーへのかじを切っていったというような流れがあります。

 

そこから最近では、ものを売る時代からことを売る時代に世の中がシフトしてきてタニタでは「健康をつくる」というテーマを掲げました。

 

体重計はもちろんですがタニタ食堂を起点とした「食」の提案や他社とコラボレーションしたり幅を広げていきました。

 

もしかしたら、女性の方は食べたことがあると思うのですけども、「ほっともっと」と組んで、「タニタ監修弁当」といったものも全国に展開をしていたりしています。

 

また、社内でも実践をしている健康プログラムによるBtoBのアプローチ。

自治体さんとか企業さんがそれぞれ行っている健康づくりの中で足りないもの、あるいは課題となっているもの、それを解決するためのツールとして、自社で持っているサービスを提供しているようです。これもやはり自社にある経営資源を生かしての事業展開になってますね。

また、本を出版したりといろいろやっていますが根幹にあるのは「健康をつくる」というテーマです。

すべての事業につながりがありシナジーが生まれるものを展開しています。

 

タニタは、もともと健康とは全く無縁のメーカーからスタートして、体重計というものをつくっていこうということで、第一のターニングポイントを経て2つ目のターニングポイントとして、機器を提供するだけでは行き詰まるという判断のもとで、ハード面だけではなくソフト面のビジネスに軸足を移していったという形で、現在まで大きく展開しているようです。

 

(株)さくら印刷でも…

うちも、印刷会社という素晴らしい資源を生かして相乗効果がうまれ、かつお客様に喜ばれそして地域活性化につながる事業展開をしていきたいなと考えております。

 

ひとつひとつの事業が個々で売上を獲得していくのは非常に難しいと私は思っています。

 

例えばですが、住宅の会社とかで理念やコンセプトが「豊な家づくり」とかそういったもので新築を主にやってる会社があるとします。

 

新たに事業展開をしていくにしても多分リフォームとか給湯器とかリノベーションとか太陽光とかになると思うんです。

 

それだとひとつひとつが孤立していて広がりがあまり見えないと考えます。

要するに何が言いたいかというと1+1=2になっちゃうんですね。当たり前ですけど。

そうではなくて、1+1=2ではなくて3にも4にもしていけた方がいいと思っています。

 

その方法がタニタさんのような例なのです。

 

さくら印刷では理念を「ねがい。納めて喜び納めて喜ばれる会社」としています。

 

非常にいい理念だと思います。

 

これは、別にお客様の願い、要するに課題や要望を解決する策を提供して自社が喜んでお客様もハッピーであればサービスは別に何でもいいわけです。

 

うちのもう一つ理念ではないですがコンセプトとして地元に根差しってやってきているのもありますし印刷会社は幅広いお客さんがいますから地域活性化というのがポイントになってきます。

 

今、やっていることでいえば今までの印刷物に加え新たに入浴本やCOURSE、ウェブサイト制作などやっていますけどもこれはやみくもにやっているわけではなくてすべてがつながると思ってやっています。

 

デジハリもその一環です。

弊社にもメリットがありますし業界にも地域にもメリットが生まれると考えております。

 

そもそもデジタルハリウッドって?

簡単にまとめるとデジタル社会に対応するスキルを身に着ける学校です。

大学から大学院、オンラインスクール、ロボットの学校など様々あります。

その中のこちらのデジタルハリウッドスタジオというものに今回さくら印刷は携わらせていただいています。

 

デジタルハリウッドスタジオも要するにウェブデザイナーを育成する学校になります。

デジタルハリウッドSTUDIOの教育スタイルはデジタルハリウッド独自のノウハウから実現した反転学習スタイルになってます。

反転学習とは、普通の学校のように先生が教壇にたって説明をするのではなくて動画教材を使って自分の好きな時に好きな場所で学ぶことができます。また、動画なので早送りや繰り返し学ぶことができるので置いて行かれることがありません。

動画教材で基本的なスキルを修得し、STUDIOではプロから直接学ぶことができるハイブリッド型の教育スタイルでやっています。

 

わかりやすい例で言えば東進ハイスクールみたいな感じです。

 

学校もこのスタイルの方がいいのではと生意気にも高校三年の弟も言っていた。(笑)

 

デジタルハリウッドSTUDIOは全国各地で展開を進めていて、地域のパートナー企業と、教育でそれぞれの地域課題の解決にあたっております。パートナーの業態はそれぞれ異なりますが、人材を活用することにより、それぞれの新たなシナジーを生み出しています。

今後も1つの都市に1つのSTUDOIOを開校していく予定のようです。

技術者を地域に生み出し、その人材を活用して新たな産業を作ることで地域活性を目指しております。

外から人を呼んでくるというのも一つ地域活性化のやり方ですが中から盛り上げていきたいなと。

 

 

 

デジタルハリウッドSTUDIO開校までの経緯

紙媒体の印刷を主軸とする弊社が、なんで今、デジタルハリウッドのSTUDIO事業に乗り出したかというところですよね。

 

弊社は昨年からWEB事業の方を本格的にはじめました。自社内でWEB制作をはじめて感じたのは、WEBの特性を活かし、地方でも仕事ができたり、地方でもある程度クオリティーの高い作品を制作できる環境を作りたいと思いました。また、ウェブの仕事が増えている中でもっと業務を拡大したいと思ってときにウェブデザイナーを募集してもなかなか応募が来ないんですね。

それはそうです。東京でも取り合いをしているくらいですからこちらではそんな人材もっといるわけありません。

これは募集しているだけでなく自ら人材を育てる施策が必要なのではないかと。それも地域を巻き込んだ人材教育のしくみがあったらと思ったわけです。

しかし、人材育成は、なかなか地方の一企業が抱えきれる課題ではないです。そんな中デジタルハリウッドとご縁ができてそんなこんなでデジタルハリウッドSTUDIO千葉の取り組みがスタートしました。

実は私もデジハリに通っていたことがあります。千葉にあればどんなにいいと思ったことか。(笑)

 

STUDIO運営をするにあたって

STUDIO設立から数年目になる他県の会社では社員や外注スタッフの中にSTUDIOの卒業生もいらっしゃるそうです。ここから自社の人材を送りこんでいるということはSTUDIO事業のキーポイントになるかと思います。

 

ITやクリエイティブの人材育成による地域の発展がテーマにはなっていますが自社のイメージアップに対して、ものすごく大きな影響があるとも確信しています。

短期的に判断できるものではなく、ある程度のスパンで見ていかないと見えてこない事業だとは思います。

また、お客様である受講生、卒業生のこれからの人生、ターニングポイントに関われる仕事です。他拠点の方に聞くと説明会の時になにもわからなかった方が、6か月後には自分の手でホームページを作れるようになってしまうようです。

卒業制作発表会は本当に感慨深いものがあり本当に感動するそうです。まあそれこそがこの事業の本当の醍醐味なのかもしれません。

地域のため、社会のためにはもちろんですが、STUDIOそのものを盛り上げていきそ千葉発の素敵なWEB作品やプロジェクトが生まれることを期待しています。

みなさん一緒に千葉を盛り上げませんか?

千葉県シリコンバレー化計画。(笑)

 

ま と め

最後に何度も言ってきましたが従来通りにやっていればいいという考え方ではもう衰退しかありません。

 

現状維持は衰退です。

私自身なんの能力も兼ね備えていないのでいろんな方の知識が合わさって新しものが生まれていくと思いますのでみなさんに引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

最後まで見ていただきありがとうございました。